グッズ製作の裏側って気になる方ですか？

私は自分が作り手なもんですから、「素敵！」と思うものがあると

どうやって作っているか気になる性分なのです。

こちらのピアスは鳩棲舎のアクセサリーラインである

「K9（ケー・ナイン）」のグッズで、たくさんの種類があります。

今回ご紹介しているような、アクリルの表面に着色しているシリーズが人気。

よく聞かれるのが、「アクリルの表面はどうやって色をつけているの？」というご質問。

さて、一体どうやっているんでしょうか？

アクリルにはまず、特殊な機械をつかって、ぷちぷちを彫刻します。

（機械のご紹介は、また今度！）

彫刻されたぷちぷちに「あるモノ」を詰めていきます。

ここで登場するのは、白い「アクリル絵具」と「モデリングペースト」というモノ。

画材屋さんでよく売っています。

モデリングペーストとは、絵を描くときに、

厚みを持たせて盛り上げたいときに絵の具に混ぜて使う、謎のにちゃにちゃのことです。

それぞれ、1：1 の割合で混ぜた白いペーストを、

油絵を描くときに使う、硬めの筆で、ぷちぷちの溝に詰めていきます。

詰めた直後は汚いです・・・

白いペーストを塗った直後はきちんとぷちぷちの穴に詰まって見えるのですが、

かわくとやせるという性質があるので、穴がへこみます。

そして、私も凹みます。

「こんなにやせるのか・・・」（ダイエット広告ではない）

というわけで、この作業を5回くらい繰り返します。

ぷちぷちの穴が埋まると、達成感をおぼえます。

はみだした白いペーストは拭きとらなければいけないのですが、

水では落ちません。

ここで登場するのが「エタノール」です。

エタノールは純度の高いアルコールで、

乾くと水に溶けなくなる絵の具や、

油性のインクなども簡単に落とすことができます。

最近私はエタノールに偏愛をもっています。

水で落とせるものなのに、エタノールで落とそうとしたりしています。

アルコールに依存気味です。

エタノールで丁寧にふきとります。

せっかく埋めたぷちぷちの穴の中までえぐり取らないように気をつけながら。

すると・・・

表面がとてもピカピカになります。

この時が一番快感です！！

白いぷちぷちの浮遊感を、表現することができました。

シュールで個性的なものがお好きな方へ。

きっとお気に入りのアイテムとなって、これからの季節に活躍してくれるでしょう。

こちら1点ものの商品です。思いのこもったぷちぷちを楽しんでいただけたらなあと思います。

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